[レポート] AWSへのストレージ移行戦略 #STG222 #reinvent

[レポート] AWSへのストレージ移行戦略 #STG222 #reinvent

re:Invent 2019から、[STG222] Developing a game plan for storage migration to AWS のチョークトークセッションについてレポートします。
Clock Icon2019.12.05

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

西澤です。本稿では、以下のチョークトークセッションについてレポートします。

セッション情報

Do you need to move your storage to AWS? Join this interactive discussion about how to work backward from your on-premises data-center storage resources to create a storage migration plan that will have maximum business impact and highest ROI, while using AWS storage and migration services intelligently. This session is focused on the needs of a senior data center/IT manager and will provide real-world AWS customer examples and lessons learned from our senior solution-architect teams.

レポート

概論

  • 利用可能なAWSストレージサービス郡
    • ブロックストレージ
      • General Purpose SSD
      • Provisioned IOPS SSD
      • Throughput-Optimized HDD
      • Cold HDD
      • Elastic Volume
    • バックアップ
      • AWS Backup
    • ファイルストレージ
      • EFS Standard
      • EFS Infrequent Access
    • オブジェクトストレージ
      • S3 Standard
      • S3 Standard-IA
      • S3 One Zone-IA
      • S3 Glacier
      • S3 Inteligent-Tiering
      • S3 Glacier Archive

  • Cloud受け入れまでのステージ
    • よくあるハマりどころ
      • ハイブリッド利用のハマりどころに注意
      • 費用対効果を最大化する
      • 移行コストだけでなく維持コストも考える
        • 最適化すればするほどコスト効率が上がる
      • 設備投資を不要にする

データ移行戦略の考え方

  • 何を移行するのか?
    • バックアップ/リストア
      • 構成変更不要
      • 始めやすい
      • 多くのベンダーと連携可能
    • アーカイブとコンプライアンス
      • メディアワークフロー
      • テープ装置の移行
      • パブセク、フィンテック、ヘルスケア、ライフサイエンス
    • オフィス業務
      • シンプルに移行可能
      • レイテンシーは許容可能
      • 大きなコスト節約が可能
    • データレイク
      • 多数の分析ツール
      • ストリーミングデータの処理
      • データの可視化
    • ビジネスクリティカルなアプリケーション
      • メジャーベンダーとの連携
      • 完全に管理可能なインフラが必要
      • リフト&シフト
  • どこからクラウド移行するのか?
    • オンプレミスアプリケーションのバックアップを移行
    • オンプレミスのNAS&SANを移行
    • クラウドで活用しやすいデータ
    • EDIなどのオンプレミスアプリケーションをリフト&シフト
  • データ移行で利用可能なAWSサービス
    • Storage Gateway
    • Storage Gateway + DataSync
    • Snow family + Datasync
    • AWS Transfer fro SFTP
  • Storage Gateway + Datasyncの併用移行パターン
    • Datasyncでインクリメンタルコピー
    • レイテンシーセンシティブなアプリケーションはStorage Gatewayで

  • Storage GatewayとEFSの使い分けポイント

質問

チョークトークのセッションだったのですが、スピーカーの方がお話している時間が多くて、あまり活発に質問が出ないセッションでした。英語がわからなかったところも多いのですが、いくつか出ていた議論を記載しておきます。

  • Snow Familyの使いどころ、費用が高いので慎重に
  • 他のクラウドからの移行のパターン
  • EMC等のストレージからの移行をどのように最適化するか

まとめ

チョークトークセッションだったので、相変わらず英語のヒアリングはかなり苦しかったのですが、進行の方が話す時間が長いセッションでした。正直ちょっとテーマがぼやっとしすぎていたので、議論のポイントが絞りにくかったような印象もありましたが、クラウド移行の重要なテーマである移行先のストレージとそこまでの移行方式の使い分けについて考える指標を整理できる良いセッションでした!

引き続き、現地からのレポートを続けます!

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.